週末おふろぐ

休みの日にお風呂に行った備忘録。

2020-01-01から1年間の記事一覧

思い立ったら伊豆大島

伊豆大島に行った話 2月の初め。 「明日から3日間、仕事ないから休んでいいよ」 ヤッター!この後なにをしようか考え始めるとワクワクする。一人旅もいいが、誰か一緒に行ってくれる人はいないだろうかと考え、平日休みの友人に連絡すると「OK!」の返事。…

#32 シュークリーム

辰巳湯 (練馬区) 初夏のような温かい。こんな時、日々の鬱憤を晴らすにはバッティングセンターが1番だ。池袋なら高層ビルの屋上で大空に向かってボールをぶちかますことができる。 男3人、公園でシュークリームを頬張った後、コンビニでポカリスエットを買…

#31 目黒の桜は五分咲き

光明泉(目黒区) 高輪ゲートウェイ駅に行ってみたいと思った。だが山手線で高輪ゲートウェイ駅で降りると、「こいつ高輪ゲートウェイ駅で降りてんじゃん」て思われるのが嫌で品川駅から歩いた。写真を撮って、せっかくだし何かするかとトイレでおしっこだけ…

#30 哲学

栄湯 (新宿区) 中野区の新井薬師前駅から5分ほど歩くと見えるのが哲学堂公園。川の辺りには芽吹き前の草木が生えていて都会の雑踏から離れた適度な自然が気持ち良い。日曜の午後ということもあり、親子やカップルらで賑わっている。哲学の祖であるソクラテ…

#29 自然回帰

#68 小杉湯 (杉並区) 高円寺といえばこの銭湯。ここまで人気、知名度がある理由は何なのだろうか。3年前の夏、高円寺の友人宅に泊まったときに1度訪れたことがあるが、物心(ものごころ)ならぬ風呂心(ふろごころ)ついてから行くのは初めてだ。 駅の北口…

#28 スキンヘッズ

松本湯 (中野区) アクア東中野を横目に徒歩10分。大通りから奥に入ったところに「ゆ」の一文字が見えてくる。広い下駄箱の壁には小鳥のカラフルなグラスアート。フロントの水槽にはスッポンモドキ🐢がゆらゆらと泳いでいた。 最近リフォームされたようで、脱…

#27 ウェイウェイ大学生

松原湯 (世田谷区) 平日の夜、明大前駅の改札口は大学生で溢れている。授業終わりかサークル終わりなのか、みんなでウェイウェイ楽しそうだ。彼らを横目に私は線路沿いの路地へ入る。 高い煙突がそびえる足元にあるのが松原湯。きょうは「オリーブ湯」らし…

#26 花粉舞い散る中に忘れた記憶と

大黒湯 (中野区) 時節柄、日曜の午後なのに街を歩く人の数は少ない。一方、サウナはいつもと変わらず人が溢れている。 新中野駅から徒歩10分。住宅街にふと現れる「サウナ」の看板。外観は銭湯らしくないが、下駄箱はしっかり銭湯タイプ。雛祭りなので33番…

#25 オープン銭

はすぬま温泉 (大田区) 打席に入った高橋由伸似の青年に、黄色い歓声を送る女子5人。モニターに写る投手映像は藤浪晋太郎。蒲田のバッティングセンターにいながら、伝統の一戦気分を味わえた。私は2打席に立ち、ヒット性の当たりは数本。オープン戦とはい…

#24 アツアツのアワ

駒の湯 (世田谷区) 新型ウイルスが流行り、在宅ワークを勧めている企業もあるらしい。といっても東急田園都市線の帰宅ラッシュはいつも通りギュウギュウ。2駅8分だけ我慢したら三軒茶屋駅に着いた。大通りから少し外れたアーケード街をまっすぐ歩き、細い…

#23 アクア団

アクア東中野 (中野区) スキー場へ行くため、新宿深夜発の夜行バスに乗る。その前に東中野駅から徒歩3分、アクア東中野で一汗流す。寝付きの悪い夜行バスでも良質な睡眠をえるためにサウナは欠かせない。 フロントでタオルと鍵をもらい、脱衣所へ。明るく…

#22 おばちゃん

上越泉 (中野区) 水槽がある銭湯は珍しい。金魚たちは呼吸をしているのかお腹が空いているのか、口をパクパクしている。番台のおばあちゃんはアイスをパクパク食べていた。今日は冬なのに18°Cもある春みたいな気候だった。 大学3年の夏、友だちが住む高円…

#21 すきま産業

八幡湯 (世田谷区) 初詣から一ヶ月も経つと神社も落ち着いている。だが私の心は落ち着いていなかった。何故なら、親知らずを抜歯したため、数日間銭湯に行くことを禁じられていたからだ。バキバキになってしまった身体をじっくりと解すため、下高井戸駅か…

#20 寒暖差

大黒湯 (杉並区) 東京に"大黒湯"はいくつあるのだろう。代々木、千住、押上、どの浴場も特にお湯が黒いわけではないのに。引っ越して丸一年、我が家から自転車で10分のところにもついに発見した。 入り口の脇には年季の入ったコインランドリーがある。近く…

#19 にまるにまる

観音湯 (渋谷区) 仕事始めは風呂始め。甲州街道沿いにある幡ヶ谷駅から脇道を抜け徒歩3分。「観音湯」まさに新年にふさわしい名前だ。 入浴料を払うと同じタイミングで、体格の良いお父さんと小学校低学年くらいのチビっ子2人の親子がきた。近くに住む常連…

#18 せいしゅん

清春湯 (中野区) 食卓ではちびまる子ちゃんが始まったのだろうか。日が沈み始めた頃、私は身体を湯船に沈めた。温度は高すぎず、低すぎず、41度とちょうど良い。最近設置された露天風呂も外気が入って心地よい。ボディソープとシャンプーは設置されている…

#17 最強遊園地

丘の湯 (稲城市) よみうりランド行きのバスにのったのは夕方4時。向かうのはキラキラなイルミネーションが点灯するよみランではなく、その隣にある「丘の湯」という温泉だった。 日曜ということもあり、中はとても混んでいる。少しぬる目の内湯に浸かって…

#16 こんぱるぱる

金春湯 (品川区) 「気づいたら昼すぎ」夜勤で朝方帰ってきたら絶対こうなる。寝なければいいのだが、特に予定のない日はこのまま家でゴロゴロしてしまう。だが、2時、3時と夕方が迫るにつれて「ヤバイ今日一日何もしてない!」という感情が湧く。とりあえ…

#15 ビューティホー

高井戸温泉 美しの湯 (世田谷区) 環八道路添いを走っていると現れる「美」の看板が目につくビル。隣にスポーツジム、下にスーパーマーケット。薄暗い階段を登り、中に入る。券売機でチケットを購入し、脱衣所へ向かう。 おかしい、ロッカーの鍵が閉まらな…

#14 ウグイス嬢

荻の湯 (台東区) 朝方帰宅し寝て目が覚めて、疲れを落としたいと思い銭湯へ。鶯谷は風俗の街で、民家よりラブホテルのほうが多い。そこにデンっと現れるのがハギの湯である。オギの湯かと思った。 日曜5時半というだけあって混雑具合がマックス。しかしそ…

#13 むーみん?

宮沢湖温泉 喜楽亭 (飯能市) 「ムーミン谷に行きたい」本場はフィンランドにあるというムーミンが住む峡谷に行って自然を眺めたいという気持ちになる23歳の秋。埼玉県の山奥、飯能にムーミンパークなるものが最近できた。隣には岩盤浴とサウナもある温泉が…

#12 わんちーむ

第二宝湯 (杉並区) 10月のいつか。確かラグビーの試合があった日曜日。賑わう駅前を抜け住宅街の中に佇む、第二宝湯にトライ。昭和風情溢れるポスターや団扇があって、古くも清潔感ある場内。 マッサージジェットつきの風呂と水風呂と電気風呂。私は電気風…

#11 にゃんこ欲情

昭和浴場 (中野区) 夏は風呂上がりの汗ばみ、冬は湯冷めが気になる。地球温暖化が原因で年々春と秋が短くなっているそうだ。ひと昔前はこんなに寒暖差が激しくなかったのかなと思い令和まで続く昭和浴場へ。 店長がマジシャンで、出勤日には浴場内でマジッ…

#10 ヌクモリティ

井草湯 (杉並区) SNSをしている銭湯をいくつかフォローしているが、井荻湯の投稿は毎回写真付きで楽しい。最近リフォームされたばかりで、いつか行ってみたいと数ヶ月が経ってしまった。というのも井荻駅は私の住む同じ杉並区にも関わらず、直通列車がない…

#9 月がきれい

月の湯 (中野湯) 観音湯に行こうと幡ヶ谷駅で降りて向かったが、まさかの休み。北へ15分ほど歩いたところにある月の湯へ。由緒正しき番台式のカウンターに座る奥さまに入浴料を払って服を脱ぐ。 中には大きな浴槽、小さな浴槽、そしてプレハブの掘っ建て小…

#8 ほっくほく

新寿湯 (世田谷区) 新代田駅から下北沢駅へ行く手前の曲がり角に「ゆ」の看板。解放された玄関からすでに男と女が分かれている。靴を入れ、扉を開けるとその理由が分かった。玄関からすぐ脱衣所なのだ。つまり受付や休憩スペースと呼ばれるところがなく、…

#7 月まで3キロ

月見湯 (世田谷区) 京王線下高井戸駅。東京には駅前から居住区へ向かう間に小さな商店街があることが多くて楽しい。 駅から15分くらい、迷いながらも月見湯温泉にたどり着いた。温泉というのは湯の成分が温泉というだけで、見た目は銭湯。 真ん中の湯を囲…

#6 可能性は無限大

杉並湯 (杉並区) 杉並湯新高円寺駅 9月も半ばになると、急に涼しくなる。蝉の声が減るのは少し寂しい。台風の後、ドアを開けたら家の前に蝉の死体が3つあったのは恐怖。踏みそうだった。とにかく過ごしやすい気候なので自転車に乗って高円寺へ。高円寺とか…

#5 銭湯バッター

富士見湯 (昭島市) カキーン。「7点目が入ってコールドゲームセット。低めのチェンジアップ(スローボール)を完璧に捉えられ、サヨナラ負けー」朝9時過ぎ、狛江の多摩川河川敷グラウンドで私たちは1-7で敗れた。レフトの守備から途中出場し足がもつれ転倒…

#4 マグマを感じる

みょうばんの湯 (鹿児島市) 夜勤終わりからそのままバスと飛行機に飛び乗り、降り立ったのは本州最南端の地、鹿児島県。滞在先の安宿に荷物を置いて、市電に乗る。熊本もそうだったが、九州の街中心部には路面電車が今も活躍しているため、道路が広い。バ…