週末おふろぐ

休みの日にお風呂に行った備忘録。

2020-02-10から1日間の記事一覧

#19 にまるにまる

観音湯 (渋谷区) 仕事始めは風呂始め。甲州街道沿いにある幡ヶ谷駅から脇道を抜け徒歩3分。「観音湯」まさに新年にふさわしい名前だ。 入浴料を払うと同じタイミングで、体格の良いお父さんと小学校低学年くらいのチビっ子2人の親子がきた。近くに住む常連…

#18 せいしゅん

清春湯 (中野区) 食卓ではちびまる子ちゃんが始まったのだろうか。日が沈み始めた頃、私は身体を湯船に沈めた。温度は高すぎず、低すぎず、41度とちょうど良い。最近設置された露天風呂も外気が入って心地よい。ボディソープとシャンプーは設置されている…

#17 最強遊園地

丘の湯 (稲城市) よみうりランド行きのバスにのったのは夕方4時。向かうのはキラキラなイルミネーションが点灯するよみランではなく、その隣にある「丘の湯」という温泉だった。 日曜ということもあり、中はとても混んでいる。少しぬる目の内湯に浸かって…

#16 こんぱるぱる

金春湯 (品川区) 「気づいたら昼すぎ」夜勤で朝方帰ってきたら絶対こうなる。寝なければいいのだが、特に予定のない日はこのまま家でゴロゴロしてしまう。だが、2時、3時と夕方が迫るにつれて「ヤバイ今日一日何もしてない!」という感情が湧く。とりあえ…

#15 ビューティホー

高井戸温泉 美しの湯 (世田谷区) 環八道路添いを走っていると現れる「美」の看板が目につくビル。隣にスポーツジム、下にスーパーマーケット。薄暗い階段を登り、中に入る。券売機でチケットを購入し、脱衣所へ向かう。 おかしい、ロッカーの鍵が閉まらな…

#14 ウグイス嬢

荻の湯 (台東区) 朝方帰宅し寝て目が覚めて、疲れを落としたいと思い銭湯へ。鶯谷は風俗の街で、民家よりラブホテルのほうが多い。そこにデンっと現れるのがハギの湯である。オギの湯かと思った。 日曜5時半というだけあって混雑具合がマックス。しかしそ…

#13 むーみん?

宮沢湖温泉 喜楽亭 (飯能市) 「ムーミン谷に行きたい」本場はフィンランドにあるというムーミンが住む峡谷に行って自然を眺めたいという気持ちになる23歳の秋。埼玉県の山奥、飯能にムーミンパークなるものが最近できた。隣には岩盤浴とサウナもある温泉が…

#12 わんちーむ

第二宝湯 (杉並区) 10月のいつか。確かラグビーの試合があった日曜日。賑わう駅前を抜け住宅街の中に佇む、第二宝湯にトライ。昭和風情溢れるポスターや団扇があって、古くも清潔感ある場内。 マッサージジェットつきの風呂と水風呂と電気風呂。私は電気風…

#11 にゃんこ欲情

昭和浴場 (中野区) 夏は風呂上がりの汗ばみ、冬は湯冷めが気になる。地球温暖化が原因で年々春と秋が短くなっているそうだ。ひと昔前はこんなに寒暖差が激しくなかったのかなと思い令和まで続く昭和浴場へ。 店長がマジシャンで、出勤日には浴場内でマジッ…

#10 ヌクモリティ

井草湯 (杉並区) SNSをしている銭湯をいくつかフォローしているが、井荻湯の投稿は毎回写真付きで楽しい。最近リフォームされたばかりで、いつか行ってみたいと数ヶ月が経ってしまった。というのも井荻駅は私の住む同じ杉並区にも関わらず、直通列車がない…

#9 月がきれい

月の湯 (中野湯) 観音湯に行こうと幡ヶ谷駅で降りて向かったが、まさかの休み。北へ15分ほど歩いたところにある月の湯へ。由緒正しき番台式のカウンターに座る奥さまに入浴料を払って服を脱ぐ。 中には大きな浴槽、小さな浴槽、そしてプレハブの掘っ建て小…

#8 ほっくほく

新寿湯 (世田谷区) 新代田駅から下北沢駅へ行く手前の曲がり角に「ゆ」の看板。解放された玄関からすでに男と女が分かれている。靴を入れ、扉を開けるとその理由が分かった。玄関からすぐ脱衣所なのだ。つまり受付や休憩スペースと呼ばれるところがなく、…

#7 月まで3キロ

月見湯 (世田谷区) 京王線下高井戸駅。東京には駅前から居住区へ向かう間に小さな商店街があることが多くて楽しい。 駅から15分くらい、迷いながらも月見湯温泉にたどり着いた。温泉というのは湯の成分が温泉というだけで、見た目は銭湯。 真ん中の湯を囲…

#6 可能性は無限大

杉並湯 (杉並区) 杉並湯新高円寺駅 9月も半ばになると、急に涼しくなる。蝉の声が減るのは少し寂しい。台風の後、ドアを開けたら家の前に蝉の死体が3つあったのは恐怖。踏みそうだった。とにかく過ごしやすい気候なので自転車に乗って高円寺へ。高円寺とか…

#5 銭湯バッター

富士見湯 (昭島市) カキーン。「7点目が入ってコールドゲームセット。低めのチェンジアップ(スローボール)を完璧に捉えられ、サヨナラ負けー」朝9時過ぎ、狛江の多摩川河川敷グラウンドで私たちは1-7で敗れた。レフトの守備から途中出場し足がもつれ転倒…

#4 マグマを感じる

みょうばんの湯 (鹿児島市) 夜勤終わりからそのままバスと飛行機に飛び乗り、降り立ったのは本州最南端の地、鹿児島県。滞在先の安宿に荷物を置いて、市電に乗る。熊本もそうだったが、九州の街中心部には路面電車が今も活躍しているため、道路が広い。バ…