週末おふろぐ

休みの日にお風呂に行った備忘録。

#24 アツアツのアワ

駒の湯

(世田谷区)


新型ウイルスが流行り、在宅ワークを勧めている企業もあるらしい。といっても東急田園都市線の帰宅ラッシュはいつも通りギュウギュウ。2駅8分だけ我慢したら三軒茶屋駅に着いた。大通りから少し外れたアーケード街をまっすぐ歩き、細い路地を曲がるとマンションの1階が銭湯になった「駒の湯」が現れた。


番台でサウナセットを受け取り脱衣所へ。仕事帰りのお兄さまおじさまで混み具合はピーク。火照った裸の男たちが浴槽の淵や椅子で休憩している様は、まるで神社の狛犬のようだ。私は彼らを横目に熱々の風呂へ入る。コポコポコポと泡立ちがよい。何か泡の立つ薬剤を混ぜているのではないかと思うくらい泡の粘りが強い。おまけにマッサージジェットが4人分設置されおり、泡の醸成を促進させている。


洗い場は泡で出てくるシャンプーとボディソープが備え付けられていた。


サウナは小さな入口からは想像出来ない奥行きがある。上下で最大8人は座れるだろうか。耳をすますと演歌が流れている。代々木上原の大黒湯を思い出した。室温は90°Cくらいだが、狭い密室での上段となると体感100°Cを超える。


そして水風呂へ。アルファベット「L」型の浴槽へ足を入れる。「キーーーーーンおおおおおおおおおおづめだぁぁああい」久々にヤバイ水風呂に出会った。水温計は18°Cを指しているが絶対にそんな事はない。体感14°Cを下回る冷たさ。羽衣を纏う前に冷たさに耐えられず外へ出てしまった。体を拭くと心臓がバクバクととんでもない速さで鼓動を打つ。「な、なんだ体が熱い、、ドキドキする‥」

銭湯サウナに、恋をした。きゅん

 

2020.2

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