週末おふろぐ

休みの日にお風呂に行った備忘録。

#28 スキンヘッズ

松本湯

(中野区)

 

アクア東中野を横目に徒歩10分。大通りから奥に入ったところに「ゆ」の一文字が見えてくる。広い下駄箱の壁には小鳥のカラフルなグラスアート。フロントの水槽にはスッポンモドキ🐢がゆらゆらと泳いでいた。


最近リフォームされたようで、脱衣所もロッカーもとてもきれい。浴場内には湯船が2つ。1つは浴槽の下に備長炭が50kg沈められている熱湯。座って入れるところと、一段深くなっているところがある。子どもなら沈んでしまうくらい割と深い。
もう1つはマッサージ湯。寝ながら全身をぶくぶくと揉んでくれる。洗い場にはスキンヘッドのおじさま2人。お互いの頭を剃りあっている。少し頭皮から血が出ていても気にしない。


サウナは上部が岩、中部から下部は木造りでそれなりの広さはある。温度計はないが体感95°Cは超えるなかなかの熱さ。テレビの代わりにジャズミュージックが流れている。ここでは月に2度、有名熱波師「ゆう」さんが来てロウリュをしてもらえるらしい。そのときにまた来よう。


水風呂は2人入れるかどうかの狭さ。温度はかなり冷たい。壁には居酒屋のメニューのような張り紙がしてある。
「サウナに入る前に手を水に30秒浸かると長く楽しめます」
さっそく実践。最初はあまり感じないのだが、だんだん手から肩の力がボワワワっと抜けていき、なんとなくいつもよりサウナ室内での息苦しさがなかった、、気がする。


水風呂の隣にシャワーが3つ。左2つは普通のもので、右端にあるのは「全身シャワー」。10数箇所くらいのシャワーヘッドから高水圧でぬる湯が発射される。全身のツボをピンポイントで突いてくること30秒、くすぐったいと痛いと冷たいの真ん中で快感を覚えた。


自粛による経済停滞の影響で下がり続ける日本企業の株価とは反対に、中野の銭湯の満足度がまた一段と上がった。

 

2020.3

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